ウィートエールとホワイトエールに関してですが、ウィートエールのカテゴリの中にホワイトエールが存在しているという解釈で良いと思います。
ビアスタイルにはさまざまな捉え方が存在する
ビアスタイルには様々な捉え方がありまして、例えばウィートエールと言っても小麦を使ったビール全般の「ウィートビール」のことを指す場合や、アメリカンスタイル・ウィートエールを指す場合、ベルジャンスタイルを指す場合など、様々あります。
ホワイトエールに関しては、記事にも少し書かせていただきましたが、厳密にいうともうほとんど作られていないもののことを指します。
ヒューガルデン・ホワイトは「ベルジャンスタイル・ホワイトビール」です。ホワイトエールとして説明されている記事が多いのですが、実際はホワイトエールとは異なるものです。
ただ、大きめのクラフトビールメーカーもベルジャンスタイルのホワイトビールのレシピを真似て、「ホワイトエール」と表記して出したりもしています。
各国の文化と人々によって独自のスタイルにて発展したクラフトビールのスタイルは曖昧なカテゴライズが多いかも
つまり、どちらのスタイルもとても曖昧でして、これらに限らず、ビアスタイルはどんどん変化していて、地域やメーカーによって認識の違うものも良くあります。
ガイドラインによる最低限の決まりはあってもはっきりとこういうものがウィートエールで、ホワイトエールがこうで、というものはなく、説明がとても難しくなっています。
結論はウィートエール(ウィートビール)の中にホワイトエール(ベルジャンスタイル・ホワイトビール)があるというのが一番近いかもしれません。

Novi Luna ノヴィ・ルーナ
軽くきめ細やかな繊細な泡と、柔らかい乳白色に白濁したビール。
素材にラベンダー、カモミール、オレンジの花、コリアンダーの種、オレンジピールなどが使われ香りがとても豊かな華やかなエールビールです。

Cluviae クルヴィアエ
靄がかかったような黄色のブロンドビール。
素材にりんごジャムを使用し穀物や果実のフルーティーさとほんのり酸味の爽やかな味わいが楽しめます。

Emigrante エミグランデ
アメリカのペールエールをヒントにつくられた深い金色のブロンドエール。
麦芽を100%使用し、香りと苦味のバランスがよくしっかりとした味わいです。

Magia d’Estate マジアデスターテ
ドイツのヴァイスビアをヒントに作られたウィートエールです。
オレンジピールの香りに泡は軽くきめ細やか。
乳酸菌の発酵による酸味とホップの苦味がアクセント。


Matthias マシアス
はちみつの香りと、豊かでクリーミーな泡のアンバーエール。
キャラメルのアロマ、果物、蜂蜜のオーガニックな味わいがしっかりと感じられます。

Bucefalo ブセファロ
力強い黒色、泡はクリーミーで赤褐色、芳醇なダークエールです。
チョコレート、コーヒー、リコリスの香りがホップの存在感と見事に調和。
ブラウンシュガーも効いていて嫌な苦味がありません。