ウィートエールとホワイトエールに関してですが、ウィートエールのカテゴリの中にホワイトエールが存在しているという解釈で良いと思います。
ビアスタイルにはさまざまな捉え方が存在する
ビアスタイルには様々な捉え方がありまして、例えばウィートエールと言っても小麦を使ったビール全般の「ウィートビール」のことを指す場合や、アメリカンスタイル・ウィートエールを指す場合、ベルジャンスタイルを指す場合など、様々あります。
ホワイトエールに関しては、記事にも少し書かせていただきましたが、厳密にいうともうほとんど作られていないもののことを指します。
ヒューガルデン・ホワイトは「ベルジャンスタイル・ホワイトビール」です。ホワイトエールとして説明されている記事が多いのですが、実際はホワイトエールとは異なるものです。
ただ、大きめのクラフトビールメーカーもベルジャンスタイルのホワイトビールのレシピを真似て、「ホワイトエール」と表記して出したりもしています。
各国の文化と人々によって独自のスタイルにて発展したクラフトビールのスタイルは曖昧なカテゴライズが多いかも
つまり、どちらのスタイルもとても曖昧でして、これらに限らず、ビアスタイルはどんどん変化していて、地域やメーカーによって認識の違うものも良くあります。
ガイドラインによる最低限の決まりはあってもはっきりとこういうものがウィートエールで、ホワイトエールがこうで、というものはなく、説明がとても難しくなっています。
結論はウィートエール(ウィートビール)の中にホワイトエール(ベルジャンスタイル・ホワイトビール)があるというのが一番近いかもしれません。