流行のクラフトビールのつまみにドライフルーツはあり?なし?

近年、個性的なクラフトビールが大流行しています。従来はビールと言えば大手のビールメーカーが作るものだったのが、2018年の酒税法改正でビールと呼べるお酒の範囲が広がり、地方の醸造所などで作られた、趣向を凝らしたものが増えてきましたね。

ここでは、そもそもビールってどういうものを言うのか?そして、クラフトビールって何?クラフトビールとドライフルーツの相性は?などについて見ていきたいと思います。

そもそもどういうものをビールって言うの?

では、そもそもビールとはどういうものを言ったのかについてご紹介します。ビールと呼べる範囲は、そのもととなる原材料によって決まります。

ビールの定義は?

ビールは麦芽、ホップ、水、そして酵母が主な原材料です。それに国が定める副原材料(麦、米、ばれいしょ、とうもろこし、こうりゃん、糖類、着色料など)を追加して作られたものが「ビール」で、それ以外の材料で作られているものは「発泡酒」と呼ばれています。

酒税はビールが一番高くて77円、発泡酒が47円、第3のビールが一番安くて28円となっていますが、2020年からこれが段階的に変わっていき、2026円には54.25円に一本化される予定になっています。

これによってビールは値段が下がりますが、発泡酒と現在いちばん安い第3のビールは値段が上がってしまうことになりますね。

また、ビールと呼べる範囲も原材料の使用率によって変わりますが、法改正でビールの定義も変わるため、麦芽の使用率が67%以下や国が定める以外の副原料(スパイスや果実など)を使っていても「ビール」と呼べる可能性も出てきたのです。

クラフトビールとはどんなものを言うの?

それでは、クラフトビールにはどんなものを言うのかについてご紹介します。

クラフトビールは実は明確な定義がありません。アメリカの協会による定義だと「小規模であること」、「独立している」そして、「伝統的な原料や製法で作られている」とあります。

クラフトビールは地方の醸造所などで作られている場合が多いですが、まさに「地域密着型」の醸造所が作るビールと言っても良いでしょう。

また、大手のビール会社よりも原料などのバラエティに富んでいて、個性が豊かだと言えます。その奥にはもっと地域を知ってもらいたい、地域の原料でこんな美味しいビールが作れるのだということを知ってもらいたいと願う、作り手の思いが込められていると言っても良いでしょう。

クラフトビールとペアリングする食べものとは?

ビールと相性のいい食べ物を近年では「ペアリング」といいます。古くからワインであれば、赤は肉、白は魚と言われたように、ビールにも食べ物との相性があります。

クラフトビールに合う食べ物とは?

それでは、クラフトビールにはどんな食べ物が合うのでしょうか?

一般的には色の薄いビールにはさっぱり系の冷奴やカルパッチョ、濃いビールには、カヌレやチョコレート、肉の煮込みなどのしっかりした、芳醇な味が合うと言われています。

ドライフルーツはクラフトビールに合うのか?

ドライフルーツはクラフトビールに合うのでしょうか?

もともとドライフルーツはお酒のおつまみとしても愛されるペアリングでしたが、果たしてクラフトビールとペアリングしてもありなのかどうかは、あまり語られてきませんでした。

結果的に言うと、ドライフルーツにはクラフトビールの中でも小麦由来のフルーティーな香りを感じることができ、苦味の少ないものと合うようです。クラフトビールのもつ香りが本物のフルーツの香りと相まって、とてもいい感じにペアリングするようです。

実際、全国で広く発売されているクラフトビールでも香りを感じるものは、おつまみにカットフルーツだけでもすごく合うという声も聞かれますので、あまりおつまみもごちゃごちゃと用意せずに、クラフトビール本来の味が楽しめるシンプルなのがいいのかも知れませんね。

そして、ドライフルーツは砂糖を使わず、フルーツ本来の甘みが凝縮されており、食物繊維も豊富でヘルシーです。健康やカロリーは気になるけど、クラフトビールやおつまみを楽しみたいという方にもピッタリです。

最近はサントリーなど、大手のビールメーカーからもクラフトビール的な性質を持ったフルーティーな風味のものが登場してきましたので、探して見られるといいでしょう。

ドライフルーツとクラフトビールのペアリングのまとめ

ここではそもそもどういうものをビールと呼ぶのか、そしてクラフトビールとは何かに始まって、クラフトビールにペアリングする食べ物は何か?ドライフルーツはクラフトビールに合うのかについてご紹介しました。

従来のビールと違い、クラフトビールはフルーティーな味わいのものが多いですが、それがドライフルーツの風味と相まっていい感じにペアリングします。クラフトビール本来の味や香りを楽しみたい人にはドライフルーツはうってつけのおつまみと言えますね。

Novi Luna ノヴィ・ルーナ

ふわっと軽やか、華やかな香り
軽くきめ細やかな繊細な泡と、柔らかい乳白色に白濁したビール。
素材にラベンダー、カモミール、オレンジの花、コリアンダーの種、オレンジピールなどが使われ香りがとても豊かな華やかなエールビールです。

Cluviae クルヴィアエ

爽やかなりんごジャムの酸味
靄がかかったような黄色のブロンドビール。
素材にりんごジャムを使用し穀物や果実のフルーティーさとほんのり酸味の爽やかな味わいが楽しめます。

Emigrante エミグランデ

麦芽100%
アメリカのペールエールをヒントにつくられた深い金色のブロンドエール。
麦芽を100%使用し、香りと苦味のバランスがよくしっかりとした味わいです。

Magia d’Estate マジアデスターテ

オレンジピールの爽やかな香り
ドイツのヴァイスビアをヒントに作られたウィートエールです。
オレンジピールの香りに泡は軽くきめ細やか。
乳酸菌の発酵による酸味とホップの苦味がアクセント。

Magia Rossa マジア・ロッサ

麦芽の芳醇さとオレンジの香り
琥珀色で、甘く麦芽の味わい豊かなウィートエール。
麦芽の香ばしさとオレンジピールの爽やかさのバランスが絶妙です。

Matthias マシアス

濃厚なはちみつの香り
はちみつの香りと、豊かでクリーミーな泡のアンバーエール。
キャラメルのアロマ、果物、蜂蜜のオーガニックな味わいがしっかりと感じられます。

Bucefalo ブセファロ

深いコクの芳醇なダークエール
力強い黒色、泡はクリーミーで赤褐色、芳醇なダークエールです。
チョコレート、コーヒー、リコリスの香りがホップの存在感と見事に調和。
ブラウンシュガーも効いていて嫌な苦味がありません。

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マイエッラビール編集部

マイエッラビール(Maiella Beer)はイタリアの中部・アブルッツオ州マイエッラ地方の醸造所で丁寧に作られる、オーガニックビール。酵母の味わいと豊かな香りが特徴のこのビールは、ブルワリーの人々により厳選された素材と丁寧な製法から生み出されてます

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