クラフトビールの種類

世界に存在するビールの種類

世界にはおよそ何種類のビールがあると思いますか。ビールの分類法をビアスタイルと言いますが、実は世界には100種類以上のビアスタイルが存在します。ビアスタイルは原材料や発酵/熟成方法の違いにより分類されているものです。

では、あなたは今まで何種類のビールを飲んだことがありますか。「えっと、国内大手ビール会社が出している製品は飲んだことがあるから、1、2,3・・・」と数えているかもしれませんね。でもそれは銘柄の違いの話。実はそれらのほとんどの製品は、どれも同じ種類のビールなのです。そのビアスタイル名をピルスナーといいます。日本に流通するほとんどのビールがこのピルスナーなんです。

これってもったいないことだと思いませんか。ビール好きの人はもっと好きになれるビアスタイルを発見できるかもしれないし、ビールが嫌いな人も美味しいと思えるビアスタイルに出会えるかもしれないのに。

ちなみにビールの種類は使用する酵母によって大きく2つに分けることができます。すなわち「ラガー」と「エール」です。詳細の説明は次の機会に譲るとしますが、ピルスナーはラガーに属するビアスタイルです。つまり日本に流通しているビールはほとんどがラガービールということになります。ビール好きの人もそうでない人も、“エールビール”という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、日本においてエールビールはまだまだ少数派な存在です。

世界中に多様な人種や文化が広がるように、クラフトビールにも多種多様のスタイルが存在しているのです。

ピルスナー以外の代表的なビアスタイル6選

小規模ブルワリー(醸造所)がつくるクラフトビールなら、もちろんピルスナー以外のビアスタイルを楽しむことができます。昨今のクラフトビールブームを受けて日本人にも比較的なじみのある、ピルスナー以外の6種のビアスタイルをご紹介します。

  • ペールエール

イギリス中部のバートン・オン・トレントで生まれたのがペール・エール。当時のほとんどのビールは色が濃く、それと対比するために“ペールエール”と呼ばれるようになりました。(エール=淡い)苦味が強く、すっきりとした味わいが特徴でありながら、フルーティーな香りも楽しむことができます。

  • ヴァイツェン

名前にもなっている“ヴァイツェン”とは「小麦」のことです。ビールは主に、大麦、ホップ、水からつくられますが、ヴァイツェンは小麦を使うのが特徴です。原料の50%以上に小麦を使用するドイツ伝統のビアスタイルになります。主に淡色で、ホップの香りも苦味も少なめです。フルーティーな味わいでありながらスパイシーさも感じることができます。泡が立ちやすいためグラスに注ぐ際は注意が必要です。

  • IPA

まず読み方ですが、アイ・ピー・エーです。IPAの起源は18世紀末頃にあるとされています。イギリスからインドにビールを輸送する際、劣化を防ぐ目的で大量のホップを使用し、アルコール度数を高めにしたビールこそIPAなのです。アルコール度数は5~7%のものが一般的で、力強い苦味が特徴です。色は黄金色から濃い銅色まで様々あります。

  • ベルジャンホワイト

ベルジャンホワイトは別名ベルギーホワイトビールとも言い、その名の通りベルギー発祥のビールです。大麦麦芽と

、麦芽にしない小麦両方を使用して作られます。独特の甘みと爽やかな香りが口の中に広がるのは、コリアンダーとオレンジピールも含まれているため。色は淡色で白い濁りが特徴です。苦味が少なく飲みやすいため、ビールが苦手な方にもおすすめのビールです。

  • スタウト

いわゆる黒ビールの一種です。ロンドンで流行ったポーターがアイルランドに伝わり、アルコール度数を高めたものが起源とされています。飲んでみるとまずカラメルの香りを感じることができ、後味には麦芽の強い苦味が残ります。また、クリーミーな泡も特徴の一つです。スタウトにはいくつかの種類があります。「ドライスタウト」「スイートスタウト」「フォーリンスタイルスタウト」など。ドライスタウトは香ばしいコーヒーの香りを、スイートスタウトはチョコレートの香りを楽しむことができるビールです。フォーリンスタイルスタウトは、ドライスタウトよりも甘みやアルコール度数が高めです。

  • イングリッシュ・ビター

イギリスのパブで飲まれる、最も一般的なエールこそイングリッシュ・ビターです。ホップの風味や香りが醸造所によって強いものから弱いものまであります。色は黄金色や銅色で、ほどよく苦味を感じることができます。ほのかなフルーティーな味が特徴です。

様々なシーンで楽しめるクラフトビール

飲んでみたい!と思えるビールはあったでしょうか。苦味一つとってみてもその程度は千差万別です。苦味が苦手な方はもちろん苦味を抑えたビールを選ぶのもよいですが、甘さや酸味などのバランスにより、実際にはそこまで強い苦味を感じることなく楽しめるビールもあるでしょう。

日本でよく飲まれるピルスナーは一般的にゴクゴク飲めて喉越しを楽しむものとされています。しかし、本来ビールの楽しみ方は様々です。例えばゆっくりと時間をかけて少しずつ飲むようなビールの楽しみ方も、ぜひ体験してみてくださいね。

マイエッラビール ラインナップ